舞(ま)い落(お)ちる花(はな)びら〖片片飄舞的花瓣〗
頬(ほお)を伝(つた)う雫(しずく)〖淚珠順頰而下〗
あの日(ひ)二人(ふたり)で見上(みあ)げてた〖昔日兩人觀景抒情〗
景色(けしき)に今(いま)ただ壹人(ひとり)〖如今卻物是人非〗
思(おも)い出(だ)すのが恐(こわ)くて〖害怕回憶以往〗
瞳(ひとみ) 心(こころ) を閉(と)ざして〖因而閉目鎖心房〗
何度(なんど)も消(け)そうとしたの〖多次想消失人世〗
その度(たび)に あなた溢(あふ)れた〖每逢那時 不禁想起妳〗
ずっと守(まも)りたいと願(ねが)った〖心願守護妳直至永遠〗
たとえ傷(きず)ついても〖哪怕傷痕累累〗
誰(だれ)よりも近(ちか)くで 見(み)つめていた〖也要比誰都接近妳 凝視妳〗
抱(だ)きしめた ぬくもりは〖相擁的溫暖〗
まだこの手(て)の中(なか)に〖依舊殘存手中〗
忘(わす)れない〖難以忘卻〗
幾(いく)つの季節(きせつ)を重(かさ)ねても〖不論幾度春夏秋冬〗
あなた想(おも)ってる〖心依念君〗
初(はじ)めて會(あ)った瞬間(とき)〖兩人初見的情景〗
今(いま)も覚(おぼ)えてるの〖如今仍記憶猶新〗
月燈りに揺(ゆ)らめいてた〖暗淡月光的照耀下〗
悲(かな)しげなその橫顏(よこがお)〖妳那側臉微顯憂傷〗
切(せつ)なさを抱(かか)えたまま〖懷抱著種種痛苦〗
瞳(ひとみ) 心(こころ) を濡(ぬ)らして〖沾濕瞳眸滋潤心靈〗
大(おお)きな背中抱(せなかだ)きしめ〖緊抱妳那寬大的身背〗
呟(つぶや)いた 私(わたし)がいるよ〖細聲嘟噥 放心有我在〗
そっと包(つつ)み込(こ)んだ両手(りょうて)は〖輕輕握起的雙手〗
あなたの為(ため)にある〖緣由來自妳〗
何(なん)にも言(い)わないで ただこうして〖無須說些什麽 就此便可〗
すべてを失(な)くしたって〖盡管失去了壹切〗
後悔(こうかい)などしない〖也不因此後悔〗
本気(ほんき)で思(おも)ってた〖這絕無謊言〗
あんなにも誰(だれ)かを〖如此深愛壹個人〗
2度(ど)と愛(あい)せない〖相信絕無下次〗
ずっと離(はな)れないと誓(ちか)って〖妳曾撫摸我的頭發〗
髪(かみ)を撫(な)でてくれた〖發誓永不分離〗
なのになぜ? となりに〖然而如今 為何〗
あなたはいない〖妳卻不在我身旁?〗
抱(だ)きしめた ぬくもりは〖相擁的溫暖〗
まだこの手(て)の中(なか)に〖依舊殘存手中〗
忘(わす)れない〖難以忘卻〗
幾(いく)つの季節(きせつ)を重(かさ)ねても〖不論幾度春夏秋冬〗
あなた想(おも)ってる〖心依念君〗
十六夜涙
天(あま)つ風(かぜ)よ 時(とき)の羽(は)さえ
この思(おも)ひは 十六夜(いざよい)に…
凜(りん)としたあなたと同(おな)じ
手折(たお)られぬ花(ばな) 色(いろ)は匂(におい)へど
言(こと)の葉(は)も屆(とど)かないまま
憂(うれ) (うれう)枝(えだ)から消(き)えた
あなたの空(そら)を飛(と)ぶ、ちょうになれぬのなら
その哀(かな)しみ 苦(くる)しみを
食(く)らい盡(つ)くす鬼(おに)でもかまわない
天(あま)つ風(かぜ)よ 時(とき)の羽(は)さえ
この思(おも)いを 舞(む)い散(ち)らせと
夢(ゆめ)よ剎那(せつな) この心(こころ)は
蛹(さなぎ)のまま 輪廻(りんね)の果(は)て
霞(かす)む空(そら) 十六夜涙(いざよいなみだ)
芽(め)を息吹(いぶ)(いぶ)くあなたのような
業(ごう)の花(はな) 色(いろ)は匂(におい)へど
舞(ま)い戻(もど)る この言霊(ことだま)
違(たが)う姿(すがた)でもよいと…
愛(いと)しい空(そら)を舞(ま)う てふになれぬのなら
狂(くる)おしい 世(よ)に咲(さ)いた
あなたを壊(こわ)す鬼(おに)でもかまわない
天(てん)つ風(ふう)よ この羽頼(はたよ)りに
この思(おも)いを 舞(む)い散(ち)らせと
時(とき)よ剎那(せつな) 葉(かな)う逢瀬(おうせ)は
春(はる)の余韻(よいん) 輪廻(りんね)の果て
仰(あお)ぐ天(そら) 十六夜月夜(いざよいつきよ)
天(あま)つ風(かぜ)よ 時(とき)の羽(は)さえ
この思(おも)いを 舞(む)い散(ち)らせと
夢(ゆめ)よ剎那(せつな) この心(こころ)は
蛹(さなぎ)のまま 輪廻(りんね)の果(は)て
霞(かす)む空(そら) 十六夜涙(いざよいなみだ)
天(あま)つ風(かぜ)よ この羽頼(はたよ)りに
この思(おも)いを 屆(とど)けたくて
時(とき)よ剎那(せつな) 葉(かな)う逢瀬(おうせ)は
春(はる)の余韻(よいん) 輪廻(りんね)の果(は)て
仰(あお)ぐ天(そら) 十六夜月夜(いざよいつきよ)